花まつり

4月8日はお釈迦様のお誕生日でした。
幼い頃から信心深い祖母のそばでなんとなく心に留める日となっております。
レッスン合間には今日は真っ白いフラペチーノを。
苦行の果てのお釈迦様にスジャータさんという女性が差し出した乳粥を想ってしまいました。

花まつりにはお釈迦様の誕生を祝って、御堂に花をいっぱいに飾り、誕生仏の上方から「甘い香りの雨」をそそぐのだそうです。この「甘い香りの雨」はお釈迦様がお生まれになったときに、天界の龍王が甘露の雨を天空からそそいだという伝説からきているものらしく、日本では、江戸時代よりおもに甘茶を「甘い香りの雨」としてもちいているのだそうです。
今夜は花まつりをイメージしてお花を買って参りました。
帰り道は寒かったね。
でも堪えて一緒に帰って来てくれた花たち。

長い間、闇雲にも忙しく生きて来た日々を振り返り、今静かなれど更に精進の時間を与えられ、華やかな花を供え大きな存在にお祝いの祈りを差し上げるささやかな心のゆとりの中に自分が生かされている今宵にひとつぶの光のごとく感謝を覚えます。
このひとつぶの光がどうか抱えられぬほど大きくふくらみますように。

どうかこの世に愛があふれますように
平和の光が降りそそぎますように
たくさんの人々のこころに花が咲き広がるよう神様の寄り添いがありますように