17分の沈黙

昨日、アメリカ大統領オバマ氏が広島平和記念公園でスピーチした時間は予定の時間を大幅に越えたそうです。
とてもよく晴れた空の下。。。
献花をする姿をテレビを通しても含め、多くの人々が見守っていたことと思います。

そしてオバマ氏の今発することの出来る精一杯の言の葉達をどれだけの人々が沈黙し耳を傾けたことでしょう。
特に被爆者の方々、戦争をくぐり抜けてこられた方々にはわたしには想像できるなどと絶対に言ってはならないほどの心の風景が彩られた一日となったことでしょう。
全文を読みかえし。。。
「・・・the woman who forgave a pilot who flew the plane that dropped the atomic bomb because she recognized what she really hated was war itself・・・」
憎むべきは原爆を落としたパイロットではなく、戦争そのものである。。。
核廃絶はもとより、滅するべきは戦争そのものであるということが主に聴こえてきた17分と受け取りました。
とはいえ、被爆者が許し、気づく。。。という経緯はそれもまた想像できぬものがあると察します。

そんなことを思いながら、被爆者との握手やハグ、つかの間の語らいを目の当たりにし、胸がきゅーっと縮みました。

数年前にこの平和公園と資料館を訪れた自分ですが、たくさんの人々がこの資料館に残された記憶を見た方がいいと思うことは確かです。
平和を胸に刻む想いは毎日更新しないとなかなかうまく回らぬくらい個人的な憂いを誰もが持って生きているのだと人の弱さも再確認する今宵です。

平和公園の炎はすべての核兵器がなくなったときに消される悲願の灯火だそうです。
そんな日がくることを祈ります。

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さて今日は久々にお会いする生徒さまのエクストラレッスンでした。
tomooさん、また来月にお会いできるのを楽しみにいたしております。

レッスンのあと、平和な光を浴びて、ゆるりと歩く街中の風に感謝を覚えました。

そして。。。
家でも平穏の光を浴びるモーリーがいることにも。

どうか光を纏った日曜日でありますように