静かな迎え火

今日も一歩も外に出ず、静かな時間に心身を委ねておりました。
世の中はテレビでオリンピックを楽しむ人々の活気、また随分とミュージックシーンで君臨していたグループの解散のニュース、そして終戦記念のいろいろな番組。
お昼間にはあまり人々に知られていない「緑十字飛行」のことをテレビで特集していて注目。
「緑十字飛行」とは太平洋戦争の終結連絡処理のため、行われていた行為。
緑十字機とは終戦直後、日本が降伏受理協議をするためにマニラに派遣されたときに連合軍に許された飛行機。
その後も終戦処理連絡のため、GHQの許可のもと全国を飛行したようです。
その経緯の苦労を記録や生存する方々の証言により、あまり知られていない8月15日以降「まだ終わらぬ」戦争処理を綴った番組でした。
長い歴史について知っておかねばならぬことを風化させぬことに努めてゆくことこそ、未来の平和を培うものと覚えます。
新聞やテレビを眺めていて、そのような心得を持ち得ている若者たちをこの頃目にします。
そのことがこの先の光の源とならんことを祈るばかりです。

日付は変わり今日が終戦記念日。
昨日の新聞に「この日がお盆に重なるのは、戦没した人の魂がそうさせたかと不思議に感じることがある。」
まったく同感に以前から思っていました。

夜になり急にモーリーが何かを感じ取っている一瞬に忠実に従い、今宵も迎え火に想いを寄り添わせることにしています。
ローズも来てるかな。

ただ「真心」あるのみと心得ます。
天と地の魂の平穏を祈りつつ。。。

どうか光に護られた月曜日でありますように